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まつ毛エクステンションサロンにおける適切な感染防止対策（手指消毒）Posted:2020.05.19

今更・・ですが、「新型コロナウイルス」って？？
とても分かりやすいページを・・

http://urx.blue/n7Qw
（厚生労働省：新型コロナウイルスについて。問１「新型コロナウイルス」とは、どのようなウイルスですか。）

なるほど、「SARS-CoV2」という名前の新しく出現したコロナ型のウイルスということなのですね！
明確な収束のガイドラインはまだなく、私たちは今、感染予防に努める事が最大の責務です。そんななか国内外で様々な研究結果などが発表されています。

http://urx3.nu/YZs8

これは北里大学獣医学部の先生方が2月に講演されたスライドを公開して下さったものですがとても分かりやすかったので、よろしければご覧ください。

P.39の「新型コロナウイルスの活性の持続時間」の情報の中で、アイラッシュサロン、技術者にとてもかかわりの深い「ステンレス」「プラスチック」に関するデータがありますね。他の環境に比べてとっても高いです。そして、それらを使用して粘膜に極めて近いところで作業を行うまつ毛エクステンションの施術。これは少し考える必要がありますね・・・

少し話が飛びますが、JEA衛生管理士資格講習では新規・更新共に手洗いについて触れています。
それほどまつ毛エクステンション技術者にとって手洗いは重要なものです。
手洗いとウイルス残存量について東京都健康安全研究センターがノロウイルス対策として発表されたデータの中に見つけました。

http://urx3.nu/YbbI
（東京都健康安全研究センター「ノロウイルス対策緊急タスクフォース」最終報告）

P.23を見ていただきたいのですが、手洗いを2度繰り返すことで、ウイルスの残存率が0.002%にまで減少するという研究結果はとても興味深いですね！

さて、ここまでは「除菌」のお話。次は「消毒」について考えてみましょう。
JEAの推奨する消毒方法は対象物によって異なりますが、技術者の手指消毒に焦点を当てて考えてみましょう！

手洗いによる除菌は終わりました。次に「消毒」です。
JEAの推奨する手指消毒剤の条件は「エタノール濃度76.9～81.4vol％の指定医薬部外品」です。なぜでしょう？もっと濃度の低い指定医薬部外品もあるのに・・

それは、「粘膜に極めて近い部位で作業する技術者が選ぶべき消毒剤」だからです。
また、同じ理由でツィザーの消毒でも「エタノール濃度76.9～81.4vol％の指定医薬部外品」を推奨しています。

粘膜からの感染については一般的にもよく知られ警戒されていますね。
新型コロナウイルスへの警戒の一つに、WHOなどからも「目、鼻、口に触れないでください」というアナウンスがある通り、粘膜からの感染はシビアです。
JEA技能検定試験でも施術による粘膜への影響は重要なチェックポイントになっています。
授業で「テープが粘膜にあたってますよ！」なんて注意された事がある方もいるのではないでしょうか。

だからこそ、より広範囲でより効果的なものを選ぶべきだと考えます。
決して家庭内での除菌や消毒などと同じ目線でまつ毛エクステンションの衛生を考えてはいけません。
より安全な技術提供でお客様に安心していただけるプロとしての誇りをもって、情報を見極め、取捨選択し、お客様をお迎えして頂けると幸いです。

【重要】
しっかり手洗いで少しでも多くの菌を除き、残っている菌がいたとしても不活性化させ感染させないための消毒をおこない施術に臨む。



東京都では、まつ毛エクステサロンも「基本的に休止を要請する施設」となっていますが、「100平方メートル以下の施設については、営業を継続する場合にあっては、適切な感染防止対策の徹底を依頼」とあります。

まつ毛エクステンションサロンにおける「適切な感染防止対策」はできていますか？

東京都のサロン様だけでなく、全国のアイラッシュサロンで確認、実践して頂ければと思います。
自粛や休業中の皆様も、再開後には是非生きた衛生管理、環境管理でお客様をお迎えしてくださいね。